オルカンとS&P500を両方買うのはあり?メリット・デメリットを20代投資初心者向けに解説

NISA・資産形成

「オルカンとS&P500はどっちを買えばいい?」

新NISAで投資を始めようとすると、この2つで迷う人は多いと思います。

さらに、

「オルカンとS&P500を両方買うのはあり?」

「両方買ったほうが分散できる?」

「初心者ならどちらか1つに絞ったほうがいい?」

と悩むこともあります。

私自身もNISAを始めるとき、オルカンとS&P500のどちらを選ぶかかなり迷いました。

実際にNISAを始めた理由については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

👉 新NISAを始めた理由|投資初心者の私が最初の一歩を踏み出したきっかけ

この記事では、オルカンとS&P500の違いから、両方買うメリット・デメリット、初心者がどのように考えて選べばいいのかまで、できるだけ分かりやすく解説します。

先に結論を言うと、オルカンとS&P500を両方買うこと自体は問題ありません。

ただし、

「両方買えば、より分散できる」

とは限りません。

オルカンにもアメリカ株が含まれているため、S&P500を追加すると、アメリカへの投資割合がさらに高くなるからです。


オルカンとS&P500はそもそも何が違う?

まず、オルカンとS&P500の違いを簡単に確認しましょう。

オルカンとは?

オルカンとは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称です。

日本を含む先進国や新興国など、世界中の株式に幅広く投資することを目指す投資信託です。

簡単に言えば、

「世界中の企業にまとめて投資する商品」

と考えると分かりやすいでしょう。

オルカンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

👉 新NISAでオルカンを買う方法|SBI証券での購入手順を初心者向けに解説

実際にSBI証券でオルカンを購入する方法について、初心者向けに手順をまとめています。


S&P500とは?

S&P500は、アメリカの代表的な約500社で構成される株価指数です。

S&P500に連動する投資信託を購入すると、アメリカの主要企業にまとめて投資する形になります。

つまり、

「アメリカの主要企業にまとめて投資する商品」

と考えると分かりやすいです。

S&P500について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

👉 S&P500とは?投資初心者にもわかりやすく解説|20代会社員の私が積立投資を選んだ理由

また、実際にS&P500をNISAで購入する方法についてはこちらで詳しく解説しています。

👉 新NISAでS&P500を買う方法|SBI証券での購入手順を初心者向けに解説


オルカンとS&P500の違いを比較

簡単に比較すると、以下のようになります。

オルカンS&P500
主な投資先世界中の株式アメリカ
投資地域日本・米国・その他の国米国
分散範囲世界米国
特徴世界全体に幅広く投資米国企業に集中投資
考え方世界の成長を取り込みたい米国の成長を期待したい

より詳しい比較については、こちらの記事で解説しています。

👉 オルカンとS&P500はどっちがおすすめ?20代会社員の私が比較してS&P500を選んだ理由

どちらか一方が絶対に正解というわけではありません。

大切なのは、

「自分はどこに投資したいのか」

を考えることです。


オルカンとS&P500を両方買うのはあり?

結論として、両方買うことはありです。

ただし、両方買う理由を理解しておくことが大切です。

例えば、

オルカン+S&P500

という組み合わせにすると、

「世界全体に投資しながら、アメリカへの投資割合をさらに高める」

という形になります。

ここが重要です。

オルカン+S&P500=世界全体への分散が単純に2倍になる

というわけではありません。

オルカンの中にもアメリカ株が含まれているためです。


なぜオルカンにS&P500を追加するとアメリカ比率が高くなるの?

オルカンは世界中の株式に投資します。

その中でもアメリカ企業は大きな割合を占めています。

そこにさらにS&P500を追加すると、

オルカンに含まれているアメリカ株+S&P500

という状態になります。

つまり、S&P500を追加するほど、ポートフォリオ全体に占めるアメリカの割合が高くなります。

そのため、

「世界に幅広く分散したい」

という理由だけでオルカンとS&P500を両方買うのであれば、少し注意が必要です。


オルカンとS&P500を両方買うメリット

① アメリカへの投資割合を高められる

一番分かりやすいメリットです。

オルカンだけでもアメリカに投資できますが、S&P500を追加することで、アメリカへの投資割合をさらに高められます。

例えば、

  • オルカンだけ
  • S&P500だけ
  • オルカン+S&P500

では、それぞれ投資先の割合が変わります。

「世界全体にも投資したいけど、アメリカ企業の成長にも期待したい」

という人なら、両方持つという考え方もできます。


② 自分で投資割合を決められる

両方購入する場合、自分で割合を決められます。

例えば、

  • オルカン80%+S&P500 20%
  • オルカン70%+S&P500 30%
  • オルカン50%+S&P500 50%

などです。

ただし、S&P500の割合を高くするほど、アメリカへの投資割合も高くなります。

「両方買う」というだけでなく、どのくらいの割合にするのかまで考える必要があります。


オルカンとS&P500を両方買うデメリット

① 思っているほど分散されない

一番注意したいのがここです。

「2つの商品を買うから分散できる」

と思ってしまいがちですが、実際にはオルカンにもアメリカ株が含まれています。

そのため、

オルカン+S&P500

は、

世界中に均等に投資する組み合わせ

ではありません。

むしろ、S&P500を追加するほどアメリカへの比重が高くなります。


② 商品の管理が少し複雑になる

オルカンだけなら、

毎月オルカンを積み立てる

だけなので非常にシンプルです。

一方で、

オルカンとS&P500を両方積み立てる

場合は、それぞれの金額や割合を考える必要があります。

「投資はできるだけシンプルにしたい」

という初心者なら、1つに絞る方法も十分あります。


③ 値動きを比較してしまう

両方持っていると、

「今月はS&P500のほうが上がっている」

「オルカンのほうが下がっている」

と、2つの商品を比較したくなることがあります。

その結果、

「S&P500だけにしようかな」

「やっぱりオルカンに戻そうかな」

と、短期的な値動きで投資先を変更してしまう可能性があります。

投資を始める前には、こうした行動を避けるためにも、自分の投資方針を決めておくことが大切です。

👉 新NISAで失敗しないために|20代初心者がやってはいけない投資行動7選

こちらの記事では、初心者がやってしまいがちな投資行動を7つ紹介しています。


オルカンとS&P500はどちらを選べばいい?

ここまで読んでも、

「結局どっちを選べばいいの?」

と思う人もいるでしょう。

考え方をシンプルにすると、

世界全体に幅広く投資したい

オルカン

アメリカ企業の成長に期待したい

S&P500

世界にも投資したいけど、アメリカへの比率を高めたい

オルカン+S&P500

と考えることができます。


投資初心者なら1つに絞るのもあり

投資初心者の場合、無理に両方買う必要はありません。

むしろ、

「自分が納得できる商品を1つ選んで、長く続ける」

という考え方も非常にシンプルです。

例えば、

「世界全体に投資したいからオルカン」

と決めたのであれば、オルカンを積み立てる。

「アメリカ企業の成長を信じているからS&P500」

と決めたのであれば、S&P500を積み立てる。

このように、自分の考えを持って投資することが大切です。


そもそもNISAではいくら積み立てればいい?

商品選びと同じくらい重要なのが、毎月いくら投資するかです。

どれだけ魅力的な商品でも、生活費を削ってまで投資する必要はありません。

毎月の積立額についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

👉 新NISAで毎月いくら投資するべき?20代会社員の手取り別おすすめ積立額を解説

また、少額から始めたい人はこちらも参考になります。

👉 新NISAは月1万円でも意味ある?20代投資初心者が少額から始めるメリットを解説

「まずは無理のない金額から始めたい」という人に向いている内容です。


オルカンとS&P500を買うならNISAをどう使う?

新NISAでは、投資によって得られた利益が非課税になる制度が用意されています。

NISAについてまだよく分からない方は、まずこちらから確認してみてください。

👉 新NISAとは?投資初心者の20代会社員が始めた理由とS&P500を選んだ理由

また、新NISAを始める前に知っておきたい注意点はこちらです。

👉 新NISAを始める前に知っておきたい5つの注意点|初心者が後悔しないために

NISAは便利な制度ですが、「NISAだから絶対に損をしない」という制度ではありません。

投資には価格が下落するリスクがあります。


投資を始めるなら証券会社選びも大切

オルカンやS&P500を購入するには、証券会社などで口座を準備する必要があります。

私はSBI証券を利用しています。

SBI証券を選んだ理由についてはこちらの記事にまとめています。

👉 SBI証券を選んだ理由|新NISA初心者の私が証券会社を比較して決めたポイント

また、SBI証券と楽天証券で迷っている方はこちら。

👉 SBI証券と楽天証券はどっちがおすすめ?新NISA初心者向けに違いを徹底比較

SBI証券で新NISAを始める具体的な手順についてはこちらです。

👉 SBI証券で新NISAを始める方法|20代会社員が口座開設から積立設定まで解説


私はオルカンを選びました

ここからは私自身の話です。

私はNISAでオルカンを選びました。

最初はS&P500とかなり迷いました。

どちらにも魅力を感じていたため、正直なところ「どちらが正解なのか」は分かりませんでした。

そこで、

「迷っている時点で、自分にはどちらが将来的に優れているか判断できない」

と考えました。

それなら、

「分からないなら、より広い範囲に投資しよう」

と思い、オルカンを選びました。

これはあくまで私自身の考え方です。

S&P500が悪いということではありません。

実際、私はS&P500についてもかなり調べました。

S&P500を選ぶ場合の考え方についてはこちらの記事でも詳しく書いています。

👉 S&P500は今から始めても遅いのでしょうか?20代投資初心者向けに、過去の実績や長期投資の考え方、新NISAとの相性をわかりやすく解説します。 | 20代から始める資産形成


オルカンとS&P500で迷ったら考えたい3つのこと

① どこに投資したい?

まず、

世界全体なのか、アメリカなのか

を考えてみましょう。

これだけでも選択肢をかなり絞れます。


② 長期間続けられる?

投資は、購入して終わりではありません。

価格が下落したときにも、

「やっぱり別の商品にすればよかった」

とすぐに変更してしまうのではなく、自分の投資方針を持つことが大切です。

特に長期投資では、短期的な値動きだけで判断しないことが重要です。

もし実際に相場が大きく下落した場合の対応について知りたい方は、こちらも参考にしてください。

👉 新NISAで暴落したらどうする?20代投資初心者が知っておきたい正しい対応方法


③ なぜその商品を買うのか説明できる?

個人的には、これが一番大切だと思っています。

例えば、

「みんなが買っているから」

ではなく、

「世界全体に幅広く投資したいからオルカンを選んだ」

とか、

「アメリカ企業の成長に期待しているからS&P500を選んだ」

と説明できる状態です。

自分なりの理由があれば、相場が下落したときにも冷静に判断しやすくなります。


投資を始めた後に大切なこと

商品を選んで積立を始めたら、それで終わりではありません。

長期的に資産形成を続けるためには、

  • 無理のない金額で積み立てる
  • 短期的な値動きに振り回されない
  • 暴落時に焦って売らない
  • 生活費と投資資金を分ける
  • 自分の投資方針を決めておく

といったことも重要です。

NISAで損失が出たときにどう考えればいいのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

👉 NISAで損したときの対処法|含み損が出たときに初心者が確認したいこと

また、「お金が減るのが怖い」という人はこちらもおすすめです。

👉 新NISAでお金が減るのが怖い?20代投資初心者が知っておきたい投資の考え方


まとめ:オルカンとS&P500は両方買ってもいい。ただし理由が大切

オルカンとS&P500を両方買うこと自体は問題ありません。

ただし、

「2つ買えば分散効果が2倍になる」

というわけではありません。

オルカンにもアメリカ株が含まれているため、S&P500を追加するとアメリカへの投資割合が高くなります。

そのため、

  • 世界全体に幅広く投資したい → オルカン
  • アメリカ企業の成長に期待したい → S&P500
  • 世界にも投資しながらアメリカへの比率を高めたい → オルカン+S&P500

という考え方ができます。

どれが絶対に正解というわけではありません。

大切なのは、

「なぜこの商品を買うのか」

を自分で説明できることです。

私自身は、オルカンとS&P500で迷った結果、「自分ではどちらが優れているか判断できないなら、より広い範囲に投資しよう」と考えてオルカンを選びました。

投資は他人と同じ商品を選ぶことよりも、自分が納得して長く続けられる方法を見つけることが大切だと考えています。


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※この記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。実際に投資をする際は、商品の特徴やリスクを確認したうえで、ご自身の判断で投資を行ってください。

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