「新NISAを始めたいけど、投資信託が多すぎて選べない」
「結局、オルカンとS&P500のどちらを買えばいい?」
「投資初心者でも選びやすい商品を知りたい」
新NISAを始めようとすると、このような疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
私自身も新NISAを始める前は、投資信託の種類が多く、どの商品を選べばいいのか迷いました。
しかし、商品を調べていくうちに、初心者の場合は「人気ランキング」だけを見るのではなく、投資対象・手数料・リスク・自分の投資目的を確認することが大切だと分かりました。
この記事では、20代の投資初心者が新NISAの商品を選ぶときに候補になりやすい投資信託を紹介し、それぞれの特徴や選び方を解説します。
※この記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。
新NISAで投資信託を選ぶ前に知っておきたいこと
まず、新NISAは「商品」ではありません。
新NISAは、投資によって得られた利益が非課税になる制度です。
そのため、
「新NISAを始める=特定の商品を買う」
というわけではありません。
新NISAの中で、どの投資信託を購入するのかを自分で選ぶ必要があります。
新NISAの仕組みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
→ 新NISAとは?投資初心者の20代会社員が始めた理由とS&P500を選んだ理由
投資初心者が投資信託を選ぶ5つのポイント
新NISAで投資信託を選ぶときは、単純に「人気だから」という理由だけで決めないことが大切です。
私は、以下の5つを確認することをおすすめします。
①何に投資しているか
最初に確認したいのが、投資信託の「投資対象」です。
例えば、
- 日本株
- 米国株
- 全世界株
- 先進国株
- 新興国株
- 債券
など、商品によって投資している対象が違います。
同じ「投資信託」でも、値動きやリスクは大きく異なります。
まずは「自分のお金がどこに投資されるのか」を確認しましょう。
②手数料が高すぎないか
投資信託には、保有中にかかるコストがあります。
代表的なのが「信託報酬」です。
長期投資では、保有期間が長くなるほどコストの影響も無視できなくなります。
そのため、同じような投資対象の商品を比較するときは、手数料も確認するようにしましょう。
ただし、手数料だけで商品を決めるのではなく、投資対象や運用方針なども合わせて確認することが大切です。
③分散投資できているか
1社だけに投資すると、その企業の業績に大きく影響されます。
一方、多くの企業に分散して投資する投資信託なら、特定の企業だけに投資するよりもリスクを分散できます。
例えば、S&P500ならアメリカの主要企業に、オルカンなら世界中の株式に分散して投資できます。
「1つの商品でどのくらい分散できるのか」を確認することも重要です。
④長期間保有できる商品か
20代から資産形成をするのであれば、短期的な値上がりだけを狙うのではなく、長期的に保有できるかを考えることも大切です。
投資信託を選ぶときは、
「この商品が一時的に20%、30%下落しても持ち続けられるか?」
と考えてみるのも一つの方法です。
価格が下落したときに不安になって売ってしまうのであれば、自分のリスク許容度に合っていない可能性があります。
⑤自分が理解できる商品か
個人的には、初心者ほど「分かりやすさ」を重視することも大切だと思っています。
投資対象が複雑で、自分が何に投資しているのか分からない商品を購入するより、
「世界の株式に投資している」
「アメリカの主要企業に投資している」
など、投資内容を自分で説明できる商品から検討する方が分かりやすいです。
新NISAで初心者が検討しやすい投資信託3選
ここからは、20代の投資初心者が候補として検討しやすい代表的な投資信託を3つ紹介します。
今回紹介するのは、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
です。
重要なのは「この3つの中から必ず買う」ということではありません。
それぞれ投資対象が違うため、自分の考え方に合う商品を比較するための候補として考えてください。
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
「オルカン」の名前で知られている投資信託です。
日本を含む世界の株式に幅広く投資することを目指す商品で、1つの商品で世界の株式市場に分散投資できる点が特徴です。
オルカンの特徴
- 世界の株式に幅広く投資できる
- 1つの商品で分散投資しやすい
- 特定の国だけに集中しにくい
- 長期投資の候補として考えやすい
「どの国が今後成長するか分からない」
という人にとって、世界全体に分散するという考え方は分かりやすい選択肢です。
一方で、世界の株式市場が下落すればオルカンも値下がりする可能性があります。
「オルカンなら絶対に損をしない」という意味ではありません。
オルカンについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
→ オルカンとS&P500はどっちがおすすめ?20代会社員の私が比較してS&P500を選んだ理由
② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
S&P500は、アメリカの代表的な企業で構成される株価指数です。
S&P500に連動する投資信託を購入することで、アメリカの主要企業にまとめて投資できます。
S&P500の特徴
- アメリカの主要企業に分散投資できる
- 米国経済の成長を取り込むことを目指せる
- 1つの商品で複数の企業に投資できる
- 米国株に集中した投資になる
私自身は20代会社員として、新NISAではS&P500を中心に積立投資をしています。
理由は、アメリカ企業の長期的な成長に期待していることと、投資対象をシンプルにしたかったからです。
ただし、S&P500は「アメリカに集中投資する」という特徴があります。
そのため、
「世界全体に分散したい」
という人にはオルカンの方が考え方に合う可能性があります。
S&P500についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ S&P500とは?投資初心者にもわかりやすく解説|20代会社員の私が積立投資を選んだ理由
③ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
3つ目は、株式だけではなく複数の資産に分散したい人が検討しやすい「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。
この商品は、国内外の株式だけではなく、債券や不動産投資信託(REIT)など、複数の資産に分散するタイプの投資信託です。
バランス型の特徴
- 複数の資産に分散できる
- 株式だけに集中しない
- 値動きを抑えたい人が検討しやすい
- 1つの商品で複数資産に投資できる
株式だけに投資することに不安がある人にとって、バランス型は選択肢の一つになります。
ただし、値動きが小さくなる可能性がある一方で、株式市場が大きく成長した場合には、株式100%の商品よりリターンが小さくなる可能性もあります。
「リスクを抑えたいから必ずバランス型が正解」というわけではありません。
自分がどの程度の値動きまで耐えられるのかを考えることが大切です。
オルカン・S&P500・バランス型の違い
3つの商品の特徴を簡単に比較すると、以下のようになります。
| 商品 | 主な投資対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| オルカン | 世界の株式 | 世界に幅広く分散 |
| S&P500 | 米国株 | 米国企業に集中 |
| バランス型 | 株式・債券・REITなど | 複数資産に分散 |
この違いを見ると、単純に「どれが一番おすすめ」とは言えないことが分かります。
世界全体に分散したい → オルカン
米国企業の成長に期待したい → S&P500
株式以外にも分散したい → バランス型
というように、自分の考え方から選ぶことが重要です。
オルカンとS&P500はどっちがおすすめ?
新NISA初心者が特に悩みやすいのが、オルカンとS&P500の比較です。
どちらも人気の高い投資信託ですが、投資対象が違います。
オルカンは世界の株式に幅広く分散する一方、S&P500は米国企業に集中しています。
そのため、
「世界全体に投資したい」
ならオルカン、
「米国企業の成長を重視したい」
ならS&P500、
というように考えることができます。
私はS&P500を選びましたが、これは「S&P500の方が絶対に優れている」という意味ではありません。
自分がどのような投資をしたいのかを考えて選びました。
オルカンとS&P500をさらに詳しく比較したい方はこちらの記事をご覧ください。
→ オルカンとS&P500はどっちがおすすめ?20代会社員の私が比較してS&P500を選んだ理由
オルカンとS&P500を両方買うのはあり?
「オルカンとS&P500の両方を買えば、さらに分散できるのでは?」
と考える人もいるかもしれません。
両方購入すること自体が禁止されているわけではありません。
ただし、オルカンにも米国株が含まれているため、S&P500を追加すると米国株への投資比率が高くなります。
そのため、
「分散したいから両方買う」
という場合は、実際にどの国への投資比率が高くなるのかを理解しておくことが重要です。
オルカンとS&P500を両方購入するメリット・デメリットについてはこちらの記事で解説しています。
→ オルカンとS&P500を両方買うのはあり?メリット・デメリットを20代投資初心者向けに解説
投資信託は「3つ全部買う必要」はない
今回3つの商品を紹介しましたが、だからといって3つ全部購入する必要はありません。
むしろ初心者の場合、
「おすすめ3選だから全部買おう」
と考えるのではなく、
「自分は何に投資したいのか」
を考えることが大切です。
例えば、
世界全体に投資したいならオルカン。
米国企業の成長に期待するならS&P500。
株式だけではなく複数の資産に分散したいならバランス型。
というように、自分の投資方針に合う商品を検討します。
新NISA初心者がやってはいけない商品選び
投資信託を選ぶときには、いくつか注意したいことがあります。
人気ランキングだけで決める
SNSやランキングで人気だからという理由だけで購入するのは避けたいところです。
人気の商品でも、自分の投資目的やリスク許容度に合っているとは限りません。
短期的な値上がりだけで決める
「最近一番上がっているから買う」という考え方にも注意が必要です。
過去に上昇した商品が、これからも同じように上昇するとは限りません。
長期投資をするなら、投資対象やコスト、リスクなどを確認しましょう。
商品を増やしすぎる
「分散した方が安全だから」と、たくさんの投資信託を購入する必要もありません。
似たような投資対象の商品を複数購入すると、結果的に同じ企業や国への投資が重複することがあります。
「何本持っているか」よりも「中身がどうなっているか」を確認しましょう。
投資額も無理をしない
商品選びだけではなく、毎月の投資金額も重要です。
どれだけ良いと思った商品でも、生活費を削ってまで投資する必要はありません。
20代会社員のNISA投資額についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ 20代会社員のNISA投資額はいくらが正解?無理なく資産形成する積立額の決め方
また、月1万円から始める場合の考え方についてはこちらの記事も参考にしてください。
→ 新NISAは月1万円でも意味ある?20代投資初心者が少額から始めるメリットを解説
私がS&P500を選んだ理由
私自身は、新NISAでS&P500を中心に積立投資をしています。
理由はシンプルで、
- 米国企業の成長に期待している
- 長期投資を前提にしている
- 投資先をシンプルにしたい
と考えたからです。
ただし、これはあくまで私自身の選択です。
投資には人それぞれの考え方があります。
「世界全体に分散したい」という考え方ならオルカンを選ぶのも一つの方法です。
大切なのは、
「人気だから買う」ではなく「なぜこの商品を選ぶのか」を自分で説明できること
だと思っています。
投資初心者はまず少額から始めるのも一つの方法
「どの商品を選べばいいか分からない」
という場合、いきなり大きな金額を投資する必要はありません。
少額から始めて、
- 値動きを経験する
- 商品の仕組みを理解する
- 自分のリスク許容度を知る
という方法もあります。
実際に投資を始めると、相場が上がったときだけではなく、下落したときの自分の気持ちも分かるようになります。
投資初心者の場合は、知識だけでなく実際の経験から学ぶことも大切です。
SBI証券で新NISAを始める場合
私自身はSBI証券を利用して新NISAの積立投資をしています。
SBI証券で新NISAを始める方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ SBI証券で新NISAを始める方法|20代会社員が口座開設から積立設定まで解説
また、SBI証券で新NISAの積立設定をする具体的な手順についてはこちらの記事も参考にしてください。
→ SBI証券で新NISAの積立設定をする方法|初心者向けに手順を解説
まとめ|おすすめの商品より「自分に合う商品」を選ぶ
新NISAでは、たくさんの投資信託から商品を選ぶことができます。
今回紹介した代表的な候補は、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
です。
ただし、「この商品が全員にとって一番おすすめ」というものではありません。
商品を選ぶときは、
- 何に投資しているのか
- 手数料はどうなのか
- どの程度分散されているのか
- 長期間保有できるのか
- 自分のリスク許容度に合っているか
を確認することが大切です。
そして、商品選びと同じくらい重要なのが、無理のない金額で長く続けることです。
私自身も20代会社員として、新NISAでS&P500への積立投資を続けながら、投資について学んでいます。
これから新NISAを始める方は、人気ランキングだけで決めるのではなく、
「自分は何のために投資するのか」
を考えて、自分に合った投資信託を探してみてください。
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